【初心者向け】簡単で管理しやすい海水魚飼育(小型水槽)とは?
こんにちは Aoiです!
今日は7つの水槽を管理する私がたどり着いた
『一番簡単で管理しやすい海水魚水槽』を紹介させていただきます。
簡単といっても、最低限の知識としっかりとした準備が必要ですので、すぐに魚を飼って来ようとならないようご注意ください。
また、今回は玄関やリビングに気軽に置くことのできる「小型水槽」を想定しています。
40~45センチ水槽でメンテナンスのしやすい外掛けろ過システムで5匹程度の小型海水魚を飼うことを目的とします。
- 初心者でも飼育しやすい魚6種類とは?
- 必要なもの・費用は?
- 水槽設置の手順
- 飼育する際の注意点とは?
・初心者でも飼育しやすい魚6種類
今回の水槽で飼える魚の特徴
- 水質変化に強く、丈夫である
- 配合飼料(ショップで売っている乾燥餌)を食べる魚
- ショップで手に入りやすく、安価である
簡単に飼育できる魚の種類
- カクレクマノミ(ブリード個体 1,500円程)
- コバルトスズメダイ(750円程)
- デバスズメダイ(750円程)
- シマキンチャクフグ(1,980円程)
- ヤエヤマギンポ(1,980円程)
- ハタタテハゼ(1,000円程)
なぜこの6種類なのかというと、安価で手に入りやすく、体色がとてもきれいで、
海水魚を飼ったという実感が沸く種類だからです。
私はこの中でもシマキンチャクフグとヤエヤマギンポが大好きで、今も飼っている魚です!
他にもクマノミやスズメダイ・ギンポ・ハゼ類は比較的に初心者向けなので、ショップで飼育難易度を聞いてみてください。
ショップで海水魚を選ぶときの注意点
- 体に傷や奇形がないか
- ヒレや体に白い点はないか
- 目が白く濁っていないか
- 過密飼育されていないか
- パッキング(袋に入れられ、エアレーションがない状態)され、ワゴン等に平積みされていないか
- 餌を食べているところが見られれば、きちんと食べているか
ヒレ・体に白い点があると「白点病」にかかっており、ほかの魚に移ってしまう可能性があります。
また目が白く濁っているのもハダムシという寄生虫がいる可能性がありますので、購入する際は観察してみてください。
必要なもの・費用は?
【最低限必要なもの】
合計 30,800円
- 40~45cm水槽 (横幅20~25高さ25cmくらいのお好みで) 4,000円
- 外掛けフィルター (出来るだけろ材が多く入るよう大きめのもの) 3,000円
- ろ過材 (日海センターのハイブリットボールがおすすめ)1kg 2,600円
- ライブロック (1kgほど)3,000円
- 海水魚の餌 (飼う魚種用の配合飼料)1,000円
- ヒーター (温度調整海水用カバー付き)2,500円
- 温度計 (できればデジタルが良いが、壊れやすいので100円ショップのものでも可)500円
- 比重計 (海水を作る際の濃度を測るため)1,500円
- バケツ (マルチバケツ目盛付注ぎ口あり10L以上がおすすめ)500円
- 人工海水 (有限会社万洋 マリンソルトが安くておすすめ)100L用 2,200円
- カルキ抜き (Tetra アクアセーフプラスがおすすめ) 1,000円
- バクテリア (海水水槽立ち上げ用 バクテリアの入った液) 1,500円
- 海水魚 (生体5匹程度) 7,000円
【あるとよいもの】
- LEDライト (お好みで値段が変わります)3,000円~
- サンゴ砂 (粗目大タイプ長さ1センチ以上2~3kg)1000円
- フコイダン (病原菌を吸着する効果・白点病予防)100ml 2,650円
- ビタミン等の栄養剤の入ったフード (免疫力アップのため)
- キッチンスケール (人工海水の塩を図るため)1,500円
- 長いピンセット (手を水槽に入れずに餌やりや残餌などのごみをとることができるため)500円
- スポイト (ピンセットと同様)1,300円
- 水出しポンプ (水替え用 吸い込み口が細い筒状のものがよい)1,000円
- エアーポンプ (コンセントから電源をとるもの)2,000円
【なくてもよいもの】
- プロテインスキマー (以前は設置していたが、現在は60センチ水槽も未設置)20,000円
- 殺菌灯 (つけたことがありませんが、魚に免疫をつければ必要なし)10,000円
- クーラー (夏場は部屋のクーラーをつけっぱなしにすることで必要なし)30,000円
「なくてもよいもの」はショップで勧められる可能性があるため、書いておきました。
特にプロテインスキマーは必須と思われていますが、生餌を大量に水を汚しながら食べる魚でない限り、
必要ありません。
水槽を設置するまでの手順
1.水槽を置く場所を決める
設置場所はとても重要です。今後の水槽管理も考えて場所を決めましょう。
- 下が多少濡れても良い場所
- 平面で水槽の重量に耐えられる棚(金属だと錆びるため木材が良い)
- 夏場にクーラーが効く または 涼しい場所
- できれば水道の近くに設置
2.水槽の下に緩衝材を敷き、水槽を置く
緩衝材はなくても良いですが、付属されていることが多いです。
3.サンゴ砂を洗い、水槽に敷く
これがとても大変な作業です!真水で洗い、水が半透明くらいになるまでよく洗いましょう。
洗浄済のサンゴ砂を買うととても楽です。
4.海水を作り、水槽に入れる
必ず先に水を入れてから、塩を溶かすことがポイントです。比重計で適度な比重になるようにしましょう。
5.ライブロックを配置する
設置するときは、水槽の端ではなく中央に設置し、側面の水の流れがよどまないよう注意しましょう。
6.外掛けろ過にろ材を入れ、水槽側面にかける
通常だとろ過フィルターのみを設置するものですが、ろ材を隙間にいれることで水の汚れを分解してくれる
バクテリアが増えますので、できるだけたくさんのろ材を入れましょう。
バクテリアの入った溶液もこの時点で入れます。
7.外掛けろ過の電源を入れ、水槽内水通しが良いか確認する
カルキ抜きの液は着色されていることが多いので、水槽に数滴いれて流れを確認しましょう。
8.2〜3週間ほど空回しする
水槽内の汚れを分解するバクテリアが増やす時間になります。この期間がとても重要です。
9.魚を入れる
いきなり水槽へドボンしないようにしてください。温度・水質に少しずつ慣れさせる「水合わせ」が必要です。
飼育を始める前の注意点とは?
- 水槽設置から2~3週間、生体は入れずに海水だけを回す
- 飼育する海水魚の混泳の相性に気を付ける
- ライブロック底砂の敷き方に注意する
- 人工海水を作るときは先に水を先に入れ、人工海水を溶かす
とくに飼育する海水魚の混泳の相性は、今後長く飼育するためにも大切です。
ケンカし続け、弱る魚を見るのは悲しいので混泳は注意してください。
それでは、楽しいアクアリウムライフをお過ごしください!