こんにちは!
マグロが絶滅危惧種になりそうなことを知っていても、好きずきて食べてしまうAoiです!
今日は一番マグロの初競りについて、皆さんにお魚雑学をお伝えしたいと思います。
- なぜ毎年盛り上がるの?
- 一番マグロってどのマグロを言うの?
- 近年の一番マグロの金額の推移は?
- 結局、漁師さんにはいくら入るの?
マグロ初競り1.9億円 豊洲市場で https://t.co/EW93Fp8B3j #日テレNEWS24 #ntv
— 日テレNEWS (@news24ntv) January 5, 2020
なぜ毎年盛り上がるの?
正月の風物詩である豊洲市場(過去は築地市場)での「マグロの初競り」は、その落札金額がニュースになるほど高額で取引されます。
マグロ一本に1億、3億という高値がつくことはこの初競りでしかありえないからです。
なぜ、そこまで高いマグロを買うとかというとこんな理由があるからです。
- 寿命が75日伸びるといわれる縁起物
- 宣伝効果が絶大
ニュースで各局必ず取り上げるため、宣伝効果が大きく、「すしざんまい!」の掛け声を毎年聞いている気がしますね(笑)
一番マグロってどのマグロを言うの?
簡単に言うと
「キロ単価が一番高いマグロ」です!
初競りでは、様々な産地のマグロが並び、その中でも大きな青森県大間産のマグロがキロ単価が高くなります。そのため毎年大間の漁師は初競りに賭けているため、初競りでは多くの大間産のマグロが並ぶことになります。
近年の一番マグロの金額の推移は?
2020年、元号が令和となって初めての初競りでは276キロの青森県産大間産のクロマグロで1億9320万円という高値をつけました。
史上最高額だったのが、2019年278キロの青森県大間産のクロマグロ3億3360万円でした。
マグロ一本で衝撃の金額ですよね!
ちなみに2番目と3番目の青森県大間産のクロマグロは、500〜600万円と一気に金額が下がるので、一番マグロがいかにすごいかが分かります。
こんなに大きな金額になると、一人前いくらくらいになるのか気になりませんか?
マグロの可食部(食べれる場所)は重量の50%といわれており、一人前を100gとして最高額だった2019年で計算してみると…
3億3360万円÷(278キロ×50%)=240万円(1キロ当たり)
240万円÷10名分=24万円(100g当たり)
一番マグロの一人前の刺身盛り合わせは原価だけで24万円となります。
わ、わたしの月給より高いだと…泣
こんなマグロを食べたいならすしざんまい!に行きましょう笑
年 | 産地 | 落札金額 | 重量 | キロ単価 | 1人前当たりの単価 |
2020 | 青森県大間産 | 1億9320万円 | 276kg | 70万円 | 14万円 |
2019 | 青森県大間産 | 3億3360万円 | 278kg | 240万円 | 24万円 |
2018 | 青森県大間産 | 3040万円 | 190kg | 32万円 | 3万円 |
2017 | 青森県大間産 | 7420万円 | 212kg | 70万円 | 7万円 |
2016 | 青森県大間産 | 1400万円 | 200kg | 14万円 | 1万円 |
過去5年間をみてもこの2年は大きなクロマグロが出荷されており、億越えの落札金額を叩き出しています。
結局、漁師さんにはいくら入るの?
漁師さんには落札価格の89%が入ります!
命がけで一番マグロを釣った漁師さんに入る金額としては、宝くじに当たったような金額になるので、大きな夢が詰まっていますね!
2019年:2億9690万円
(税引後1億7800万円程)
2020年:1億7194万円
(税引後1億316万円程)
まとめ
こんなに高値がつくクロマグロは世界でも日本だけだと思いますが、今後、クロマグロの漁獲量の減少でどんどん高値になっていく可能性は大いにあります。
また、冷凍技術が向上したことにより、海外からの輸入も増えましたが、マグロの美味しさを他国も知り始めているため、数少ないマグロの取り合いにもなってくると思います。
数年後には高級魚クロマグロとなり、一般家庭で食卓に並べることができなくなるかもしれません。
ですが、もう1つの養殖技術の向上を願い、養殖マグロの普及を加速化させてほしいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。